2011年08月18日

ワナ 11

退去したマンションの契約会社が雇った代行業者との敷金とリフォーム代をめぐる戦いのその後は・・

敷金返還要求になかなか応じない私に業を煮やした代行業者から内容証明郵便が届き、
「いよいよ裁判だな。負けてもいいから、国交省のガイドラインのために大家がどんなに苦しめられているかを法廷で訴えてやろう」と訴状が届くのを待っていたら、それから1ヶ月後なんとこちらの主張を全面的に承認するとの通知が届いた。
ワナ 11


ワナ 11


なんだ?どういうことだ??またミャンマーの神様が奇跡を起こしてくれたのか???

まあ、ミャンマーの神様のおかげということで終わりにしてもいいのだが、とりあえず私の推測を書いてみると・・

その書面の差出人の欄に並んでいる借主の会社と代行業者の名前。
ワナ 11


モザイクだらけで申し訳ないが、そのモザイクでぼかしてある赤い部分に注目していただきたい。
それは会社の印鑑なのだが、代行業者の印鑑だけで借主の印鑑がない。
そして双方が合意に至ったわけだから敷金の残りは借主に返すわけだが、その振り込み先も借主ではなく代行業者の口座になっている。
つまり私が思うに、今回の敷金をめぐる戦いはこの代行業者が単独で行っていたもので、借主の会社は敷金の債権をこの代行業者に譲って、すでに撤退しているのではないのか?
前に書いたようにFAX1枚で貸主の承諾なしに勝手に借主が変わり、敷金を払った最初の会社はすでに倒産し消滅している。
関係ない他人が払った敷金を、借主の代理人を名乗ってだまし取ろうとたくらんでいたのではないのか?
だから内容証明郵便までは送れても、賃貸借契約の当事者ではないから裁判は起こしようがなかったのではないのか?

事実はどうあれ国交省のガイドラインを悪用するこのような悪徳業者には1円も儲けさせたくない私は、敷金の残金を供託しようと法務局に向かった。
ワナ 11


ところが「その口座が信用できなければ借主にここへ振り込んでいいか確認されればいいじゃないですか」と門前払いを食らってしまった。
そんなもん、借主に確認したってもう自分の手から離れているんだから、どうでもいい返事しかしないに決まってるじゃないか!
犯罪の臭いがプンプンしていても書類上つじつまが合っていれば悪徳業者を儲けさせてもいいのかよ!
ったく、お役所ってやつは・・

仕方なく残金794円を代行業者の口座に振り込んで一件落着。


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Posted by しょうのみ at 19:37 │仕事