2009年06月05日

金沢のおみやげ

金沢の旅は昨日で終わりましたが、まだ引っぱる金沢シリーズ。

今日ご紹介するのは、数ある金沢のおみやげ品の中から「あぶらとり紙」。
金沢といえば工芸品の町。
それは、加賀藩主・前田家が徳川幕府に対して謀反の意志がないことを示すため、藩の財力を惜しげもなく藩内の学問・文芸に投じて、軍事費に使う予算などないところを将軍家に見せた事に由来すると言われております。
そうして発展した金沢の美術工芸品の代表格と言えば金箔。
和紙の間に金を挟み、たたいて薄く延ばします。
10円玉ほどの金が畳一畳ほどの広さにまで薄くのばされ、その厚さは1000分の1ミリだそうです。
(写真の金箔がなんとなく青っぽく、あるいは緑っぽく見えるのは金箔がその色の光だけを通すため)



その金箔作りに使われ、性が抜けた和紙はとてもよく油を吸うため、あぶらとり紙の原料として再利用されているのだそうです。
(性が抜ける【しょうがぬける】=衰える・弱る. 本来の形、性質が失われる)
あぶらとり紙と言えば京都の『よーじや』が有名ですが、製造元はほぼ100パーセント金沢なのだそうです。




な~んて物知りぶってしまいましたが、全部バスガイドさんのお話の受け売り。
φ(.. ;)メモメモ  

Posted by しょうのみ at 17:20日記