2010年12月30日

不審者しょうのみを監視せよ!

ミャンマーの農村に小学校と中学校を建設して以来、毎年日帰りで両校を訪問してきたが、今回初めて1泊した。
1日目に西タンビングウエイ村小学校を訪問して、4時ごろ宿泊先の “ シュエティーリー・ゲストハウス ” へ行き、夕食時間まで部屋で休憩していた。
7時ごろ夕食を食べにフロントへ行ってみると、ゲストハウスのご主人が次々とかかってくる電話に困惑した様子で応対していた。
不審者しょうのみを監視せよ!


どうやら私のことについての問い合わせの電話らしい。
外国人立ち入り禁止地域のエーヤワディ管区のこんな辺鄙な農村へ、わざわざ入域許可を取ってまで泊りがけでやってくる外国人は今までいなかった。
「やってきた目的はなんだ?」「村とどういう関係だ?」「そこで何をしているのだ?」「何時に宿へ着き、明日は何時に出発する予定か?」「今日はどこへ行き、明日はどこへ行くのか?」「明日は何時にヤンゴンへ帰るのか?」・・・
当局からの問い合わせを受け、驚いた村の役場や警察などからひっきりなしに電話がかかってくる。
村始まって以来の珍客の訪問に、役場も警察も大騒動になっているらしい。
そしてついに一人の役場の職員が貧乏くじを引かされ、私の正体を確かめにゲストハウスへやってきた。
怖いもの見たさで奥さんや子供たちまでついてきた。
不審者しょうのみを監視せよ!


電話の時とは打って変わって、とても低姿勢で笑顔を絶やさず、私の機嫌を損ねないように細心の注意を払いながら質問している様子がひしひしと伝わってくる。
私を怒らせたら日本との外交問題に発展するとでも心配しているのだろうか。


翌日、北マヤングウエイ村中学校の訪問を終え、ヤンゴンへ戻る道の交差点ごとに警官が立ち、私の乗っている車のナンバーを控えていた。
「15時25分、例の日本人を乗せた車がΟО交差点を通過」と当局へ報告しているのだろう。
軍事独裁国家ミャンマーの鉄壁の監視体制を身をもって思い知らされた出来事だった。


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Posted by しょうのみ at 12:30 │旅行