2008年12月26日
クイズの答え
これがオリジナルの写真です。

さて、冗談はこれくらいにして、引き続き「奇跡の旅」後編をお楽しみください。
年末でいろいろ用事がありますので、UPは今夜かな・・(今夜って今ぢゃなくて次の夜ネ)

さて、冗談はこれくらいにして、引き続き「奇跡の旅」後編をお楽しみください。
年末でいろいろ用事がありますので、UPは今夜かな・・(今夜って今ぢゃなくて次の夜ネ)
2008年12月25日
25日は集金日 5
「奇跡の旅」シリーズが大変ご好評をいただいており、これを超える集金コントを考えつきません。
誠に申し訳ございませんが、今回はお休みとさせていただきます。

間違い探しクイズ!
上の写真には一箇所おかしなところがあります。
正解の方には平野食品謹製『醤油の実』を一袋差し上げます。
(ただし、当社まで受け取りに来られた方のみ)
誠に申し訳ございませんが、今回はお休みとさせていただきます。

間違い探しクイズ!
上の写真には一箇所おかしなところがあります。
正解の方には平野食品謹製『醤油の実』を一袋差し上げます。
(ただし、当社まで受け取りに来られた方のみ)
2008年12月24日
今日のW-H兄弟 16
好評連載中の「奇跡の旅」も後半にさしかかり、ちょうどキリがよいので一休みさせていただき、久しぶりに「今日のW-H兄弟」をUPします。
「Big・Field」や「monochrome・life」でも書かれておりますカメラステーとは、私どもの防犯カメラに取り付けるために特注していたものであります。今まで階段の屋根に視界をさえぎられていたのが、ステーを取り付け50センチほど伸ばしただけでとても広い範囲が監視できるようになりました。
取り付け作業をしているのはW-H兄弟ではなく、カメラシステムを購入したM電気屋さんです

現場監督気取りで指示をするW-H氏

私が仕事しましたと言いたげなW-H氏

カメラの守備範囲アップで困ったちゃんを見逃さないぞ!!
「Big・Field」や「monochrome・life」でも書かれておりますカメラステーとは、私どもの防犯カメラに取り付けるために特注していたものであります。今まで階段の屋根に視界をさえぎられていたのが、ステーを取り付け50センチほど伸ばしただけでとても広い範囲が監視できるようになりました。
取り付け作業をしているのはW-H兄弟ではなく、カメラシステムを購入したM電気屋さんです

現場監督気取りで指示をするW-H氏

私が仕事しましたと言いたげなW-H氏

カメラの守備範囲アップで困ったちゃんを見逃さないぞ!!
2008年12月24日
奇跡の旅 12
時間はもうすでに2時半を回っていた。今から出発しても学校へ到着する頃には日が暮れているだろう。しかし明日はタチレイへ行く事になっている。帰ってくるのは土曜日の午後だ。日曜日には帰国しなければならない。今しか時間がない。行こう!
その時ジョニーがコーンという若い運転手を連れてきた。
「エーヤワディまでは遠い。サイクロンで道もずいぶん壊れているから車もいたむし運転も大変だ。
コーンは若くてスタミナがあるし運転もうまいからこいつに運転をさせてやってくれ。
そこでだ。長距離運転の運転手と二人のガイドをつけたタクシー代として300ドル、通行許可証を取ってやった手数料として100ドル、合計400ドル払ってくれ」
キタ━━━━━━━━━━((o*>д<)o━━━━━━━━━━!!!
くうぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・ o(>△<)o ここでぼったくるかあぁぁぁぁぁぁぁぁ
しかし、通行許可証をヤツが握っている限り抵抗できない・・・(´ヘ`;)
高い安いと押し問答している時間ももったいない。「ああ、わかった、わかった」と降参せざるを得なかった。
しかし、不思議と腹は立たなかった。旅行社のスタッフや元国連機関の職員など、いわゆるエリートでもできなかった事を草の根の彼らがやったのだ。
エリートたちは軍事政権ににらまれるのを恐れて、一度「ノー」と言われたら、わかりましたとスゴスゴと引き下がり、「無理です」「不可能です」「あきらめてください」と客の方を押さえ込もうとする。
ゴロツキガイドたちは空港で捕まえた外国人客からもらう金が生活費のすべてだから、怒らせないようにケンカにならないように巧妙な話術で丸め込みながら、少しでも多くの金を得ようとサービスでがんばる。
通行許可の担当官を説得できたのも、まさにこの職人技がものを言ったのであろう。
あんまりしつこく食い下がって担当官を怒らせてしまったら逮捕されてブタ箱行きである。
押したり引いたり相手の顔色をうかがいながら、おだてて媚を売ってうまくその気にさせる。
雑草らしい強くしぶとくしたたかな交渉術の勝利だ。実にあっぱれである。
もちろん賄賂も渡したのかもしれない。それを含めての400ドルである。
金は使うべきときには使え。必要なときにはド~ンと使って運をグイっと引き寄せろ!
今がそのときだ。エーヤワディに向かってしゅっぱぁ~つ!!

「ここで誘拐されたら俺も終りだな・・」と笑えない冗談をつぶやきながら・・
・・・つづく
その時ジョニーがコーンという若い運転手を連れてきた。
「エーヤワディまでは遠い。サイクロンで道もずいぶん壊れているから車もいたむし運転も大変だ。
コーンは若くてスタミナがあるし運転もうまいからこいつに運転をさせてやってくれ。
そこでだ。長距離運転の運転手と二人のガイドをつけたタクシー代として300ドル、通行許可証を取ってやった手数料として100ドル、合計400ドル払ってくれ」
キタ━━━━━━━━━━((o*>д<)o━━━━━━━━━━!!!
くうぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・ o(>△<)o ここでぼったくるかあぁぁぁぁぁぁぁぁ
しかし、通行許可証をヤツが握っている限り抵抗できない・・・(´ヘ`;)
高い安いと押し問答している時間ももったいない。「ああ、わかった、わかった」と降参せざるを得なかった。
しかし、不思議と腹は立たなかった。旅行社のスタッフや元国連機関の職員など、いわゆるエリートでもできなかった事を草の根の彼らがやったのだ。
エリートたちは軍事政権ににらまれるのを恐れて、一度「ノー」と言われたら、わかりましたとスゴスゴと引き下がり、「無理です」「不可能です」「あきらめてください」と客の方を押さえ込もうとする。
ゴロツキガイドたちは空港で捕まえた外国人客からもらう金が生活費のすべてだから、怒らせないようにケンカにならないように巧妙な話術で丸め込みながら、少しでも多くの金を得ようとサービスでがんばる。
通行許可の担当官を説得できたのも、まさにこの職人技がものを言ったのであろう。
あんまりしつこく食い下がって担当官を怒らせてしまったら逮捕されてブタ箱行きである。
押したり引いたり相手の顔色をうかがいながら、おだてて媚を売ってうまくその気にさせる。
雑草らしい強くしぶとくしたたかな交渉術の勝利だ。実にあっぱれである。
もちろん賄賂も渡したのかもしれない。それを含めての400ドルである。
金は使うべきときには使え。必要なときにはド~ンと使って運をグイっと引き寄せろ!
今がそのときだ。エーヤワディに向かってしゅっぱぁ~つ!!

「ここで誘拐されたら俺も終りだな・・」と笑えない冗談をつぶやきながら・・
・・・つづく
2008年12月23日
奇跡の旅 11
「お前はなんてラッキーな奴だ!学校へ行けるぞ」
「はぁ??」
「学校へ行けるんだよ、ラッキーボーイ!」
「学校って、何?」
「お前が作った学校だよ!エーヤワディ管区への通行を許可すると、たった今、当局から連絡がきたんだ!!」
「なんだって!?」
「お前がヤンゴンに戻ってると聞いて、もう一度当局へ頼んでみたんだ。ミスター平野はエーヤワディの貧しい子供たちのために学校を作ってくれた人なんだ。彼がやっているブログに証拠の写真もある。サイクロンで学校がどうなったか心配して見にきたんだ。だから頼む、通行を許可してくれ!ってがんばって担当官に頼んだら、たった今、許可すると言ってきたんだ。お前がミスター平野本人であると証明するためにパスポートが必要だ。持っているか?」
「いや、パスポートはホテルのセーフティボックスの中だ」
「すぐに取ってきてくれ!」
私はジョニーのタクシーに飛び乗り、大急ぎでヤンゴンの中心街の大渋滞の中をノロノロとホテルへ向かった。
なんということだ!正規の旅行社や国連機関で働いていた人に頼んでもダメだったエーヤワディ管区への通行許可を、このゴロツキガイドたちが取ってきたと言うのか!
サイクロンの被災地域であるエーヤワディ管区への外国人の立ち入り禁止は、被災者への救援活動が遅れている軍事政権への外国のマスコミによる批判報道を抑えるための措置である。
軍事政権の外国の報道機関に対する不信感はぬぐいがたいものがある。それは報道機関の方にも少なからず責任があると思う。
スー・チーさんは良い、軍事政権は悪いと、漫画のような正義と悪に単純に分けた報道ではなく、もう少し軍事政権側の言い分にも考慮した中立的な報道をしてくれていたら長井さんの射殺事件も起きなかったかもしれない。
エイズの姉妹の事もマスコミで紹介する事ができたら、もしかしたら家族と連絡が取れたかもしれないのに。
私がマスコミ関係者ではないという事を、プロジェクト遊に何気なく掲載していた一枚の写真が証明することになるとは!
私がこのシリーズに『奇跡の旅』とタイトルをつけたのは、まさにこのことだったのである!
ようやくホテルに着きセーフティボックスからパスポートをひったくると、また大渋滞の中を大急ぎでノロノロと引き返していった。
プロジェクト遊の写真とパスポートを担当官の前に提出した。
学校の壁にかかっているプレートの名前とパスポートの名前が一致する。
小さくてわかりづらいが子供たちと一緒に写っている写真とパスポートの顔写真も同一人と思われる。
「ふむ。どうやら本人に間違いないようだな・・」
そして・・・ そしてついに・・・・
通行許可証に担当官のスタンプが押された~!!!
エーヤワディ管区への通行許可証

許可の決め手となったプロジェクト遊の写真

・・・つづく
「はぁ??」
「学校へ行けるんだよ、ラッキーボーイ!」
「学校って、何?」
「お前が作った学校だよ!エーヤワディ管区への通行を許可すると、たった今、当局から連絡がきたんだ!!」
「なんだって!?」
「お前がヤンゴンに戻ってると聞いて、もう一度当局へ頼んでみたんだ。ミスター平野はエーヤワディの貧しい子供たちのために学校を作ってくれた人なんだ。彼がやっているブログに証拠の写真もある。サイクロンで学校がどうなったか心配して見にきたんだ。だから頼む、通行を許可してくれ!ってがんばって担当官に頼んだら、たった今、許可すると言ってきたんだ。お前がミスター平野本人であると証明するためにパスポートが必要だ。持っているか?」
「いや、パスポートはホテルのセーフティボックスの中だ」
「すぐに取ってきてくれ!」
私はジョニーのタクシーに飛び乗り、大急ぎでヤンゴンの中心街の大渋滞の中をノロノロとホテルへ向かった。
なんということだ!正規の旅行社や国連機関で働いていた人に頼んでもダメだったエーヤワディ管区への通行許可を、このゴロツキガイドたちが取ってきたと言うのか!
サイクロンの被災地域であるエーヤワディ管区への外国人の立ち入り禁止は、被災者への救援活動が遅れている軍事政権への外国のマスコミによる批判報道を抑えるための措置である。
軍事政権の外国の報道機関に対する不信感はぬぐいがたいものがある。それは報道機関の方にも少なからず責任があると思う。
スー・チーさんは良い、軍事政権は悪いと、漫画のような正義と悪に単純に分けた報道ではなく、もう少し軍事政権側の言い分にも考慮した中立的な報道をしてくれていたら長井さんの射殺事件も起きなかったかもしれない。
エイズの姉妹の事もマスコミで紹介する事ができたら、もしかしたら家族と連絡が取れたかもしれないのに。
私がマスコミ関係者ではないという事を、プロジェクト遊に何気なく掲載していた一枚の写真が証明することになるとは!
私がこのシリーズに『奇跡の旅』とタイトルをつけたのは、まさにこのことだったのである!
ようやくホテルに着きセーフティボックスからパスポートをひったくると、また大渋滞の中を大急ぎでノロノロと引き返していった。
プロジェクト遊の写真とパスポートを担当官の前に提出した。
学校の壁にかかっているプレートの名前とパスポートの名前が一致する。
小さくてわかりづらいが子供たちと一緒に写っている写真とパスポートの顔写真も同一人と思われる。
「ふむ。どうやら本人に間違いないようだな・・」
そして・・・ そしてついに・・・・
通行許可証に担当官のスタンプが押された~!!!
エーヤワディ管区への通行許可証

許可の決め手となったプロジェクト遊の写真

・・・つづく