2008年12月15日

奇跡の旅 2

私は『ジャパンハート』というミャンマーで医療活動を行っているNGOの吉岡医師のブログをよく読んでいます。
http://japanheart.exblog.jp/

その中のあるお話が私の心に突き刺さりました。

「この国には悲しい現実がある。
私の団体の現地人スタッフと今日話をしていた。
彼女はいま、孤児たちを個人のお金で支援している。
国境の貧しい女の子たちは、タイにお金で買われて行く。
一人10000バーツ(300ドル)ほどだそうだ。
幼くして売られ、エイズになって捨てられる。
スタッフが会ったのは17歳と15歳の少女が幼い頃、タイに売られ、やがてエイズになり、ミャンマー側の橋のふもとに捨てられていたそうだ。
このようなことがないようにと、微力ながら、実力も省みず、新たに挑戦することにした。
このような売られてゆきそうな幼い少女たちを学校に通わせる。
長年引き取り、できる限り看護師をはじめとして、収入の糧となる職をつけるために学校に通わせてゆく。
家族にも支援を続けなければならないだろう。
そうしなければ、また次の子どもが売られてゆく。」

私はこのミャンマー人スタッフに会って話を聞き、できれば幼い頃タイに売られ、成長したのち売春させられ、エイズになって国境の橋の下に捨てられていた姉妹にも会ってみたいと思いました。

・・・つづく

(写真は本文とは関係ありません)


  

Posted by しょうのみ at 20:53旅行

2008年12月15日

奇跡の旅 1

一週間のご無沙汰でした。しょうのみでございます・・・などと、豊田の和ちゃんとannさんにしかわからない昭和40年代の流行語からはじめてしまいました。久しぶりの投稿です。

8月28日のプロジェクト遊の記事「ボランティア殺害」でお約束したとおり、7日から1週間ミャンマーへ行ってきました。

今回は最初からタイのバンコク空港が反政府派市民に占拠されバンコク空港発着の全便が欠航という日が続き、チケットを予約した旅行社から私へキャンセルするのかどうするのかと問い合わせのメールが届くなど、波乱の幕開けで始まったエキサイティングな旅でした。

滞在中のガイドを頼んでおいたミャンマーの旅行社からは「もうミャンマーへ来ることは不可能なのだから、予約しておいたホテル、国内便、車や運転手など、ウチがキャンセル料を払わなければならなくなるから早くキャンセルしてくれ」と矢のような催促のメールが届き、しまいには「キャンセルしなさい!」と命令形で言ってくる始末だったので、やむを得ず現地のスケジュールだけはすべてキャンセルしました。
しかし12月5日がタイの王様の誕生日なので、なんとなくそれまでにはこの騒動も終わるような気がして、日本の旅行社に予約しておいたチケットだけはキャンセルせずに待っていたところ、その5日に旅行社から7日出発でチケットが取れたとの連絡が入ったのです。

そんなわけで現地でフォローしてくれる人もないまま、まるで若者たちがリュックひとつで気ままに出かけるバックパッカーのようなミャンマーへの無謀な一人旅が始まりました。

・・・つづく

空港を占拠していた反政府派市民も退去し平穏を取り戻したバンコク空港
(セントレアからミャンマーへ行くにはバンコク経由とシンガポール経由があります)

★アンラッキー: ミャンマーの旅行社から半ば強制的に予約をキャンセルさせられた
☆ラッキー   : あきらめずに粘っていたらミャンマー行きのチケットが取れた  

Posted by しょうのみ at 15:41旅行