2008年12月20日

奇跡の旅 8

ピックアップトラックを降りたとたんにサイカーのお兄さんが声をかけてくる。

サイカー



「どこへ行く?」「マンダレー駅だ。いくらだ?」「1000K だ」
ピックアップトラックでサガインからここまで800K。それを考えるとぼったくりとも思えるが、トラックの方はたくさんの乗客から料金をもらえるがサイカーの乗客は一人か二人。トラックはエンジンで走るがサイカーは人力。高いのか安いのか・・。
値段交渉でいつも困るのが相場がわからないこと。日本の感覚でいえば80円か100円かという子供のケンカみたいな話なのだが、日本人旅行者全体のイメージを考え、甘く見られてはならないといつも頑張って戦っている。
「高い!500K だ」と断って歩き出す。「駅までは遠いぞ。そんな大きなスーツケースを引っ張っていては疲れるし危険だ」「500K にするか?」「無理だ。1000K は高くない」
ぼったくっているのなら少しはまけるだろうから、それが相場なのかも・・多少外国人割り増しがついていたとしても所詮日本で言えば100円だ。えい!乗っちまえ。

駅前通りの旅行社でヤンゴン行きのチケットを受け取り、「16:10 のフライトですから14:00 にここから当社の無料タクシーで空港までお送りします」とのことなので、まだ11時過ぎだったからスーツケースをオフィスに預けてブラブラ散歩に出かけた。

そこで今回はミャンマーのお土産紹介!
ミャンマーの名物といえば宝石。サファイア、ペルドット、スピネル、トーパス、水晶、雲母などいろいろ産出されていますが、中でも有名なのがルビー。その鮮やかな赤色は『ピジョンブラッド=鳩の血』と呼ばれ、世界最高級の品質を誇ります。

ピジョンブラッド



街の宝石屋さん。お店の人は間違いなくピジョンブラッドだと言っておりますが・・






指輪などに加工するときに出る宝石のくずをボードに糊付けした絵画。



赤・ピンク=ルビー/暗い赤=スピネル/赤茶=ガーネット/緑=ヒスイ/暗い緑=ペルドット/
青=サファイア/紺色=ラピスラズリ/黄色=琥珀/オレンジ=赤めのう/白=大理石/
メタリックホワイト=真珠層(真珠貝の内側)/黒=トルマリン・めのう/紫=アメジスト・・など、いろんな宝石くずを使って器用に作ります。




年末らしく、来年のカレンダー



私が買ってきたのはこれ



珍しいところでは、麻薬の原料となるケシの栽培で生計をたてている山岳民族に、日本のNPOがケシの代わりにそばを栽培させて、それを原料にした焼酎やウイスキーを造って販売しているらしい。




・・・つづく  

Posted by しょうのみ at 13:15旅行