2010年01月07日

勘違い

まあしかし、なんだ・・

私が貧しい国の子供たちを援助しているからって、自分の窮状を切々と訴え、自分がいかに気の毒でかわいそうな身の上であるかを涙ながらに語れば、私が同情してお金を貸してくれると思っている輩は昔から後を絶たないわけだが・・

今日も旧友から電話があり「ちょっと相談したいことがあるんだけど・・」と言う。
“はは~ん、きっと金のことだな”と察して、彼の家を訪問すると案の定だった。
かつて共通の友人に金を貸して不仲になった話などをして、丁重にお断りして帰ってきた。

以前にも書いたように、ストリップ劇場で働いていた時のフィリピン人ダンサーとの出会いが私のボランティア活動の原点であり、これも以前書いたが私は国内のボランティア団体や活動家とは一線を引いており、人から募金を集めて援助しているわけではなく、すべて自分の小遣いの範囲でやっている。
だから私の金を何に使おうが私の勝手であり、他人からどうこう言われる筋合いもない。

『情けは人の為ならず』という諺は、“人に情けをかけておけば、いずれめぐりめぐって自分のためになる”というのが本来の意味であるが、最近は“相手の為にならないから情けはかけるべきではない”という間違った意味で使われることが多いと聞く。
旧友の為になるかならないかわからないけど、一緒にドツボにはまりたくないから情けをかけなかったわけで、それとボランティア活動とは関係ない。




上の写真は今年の年賀状にも使ったし、例のゴキブリ裁判の時にも「大家はアパートの管理を放棄している」という原告の訴えに対して「(下の写真でわかるとおり)被告は社会的責任を果たしており、アパートの管理を放棄するような無責任な人間ではない」と反論するための有力な証拠としても役立っており、ミャンマーの子供たちにかけた情けはちゃんと自分に返ってきている。




おめぇに情けをかけてもなんにも返ってこねぇよ。  

Posted by しょうのみ at 18:39日記