2009年04月09日

春爛漫!老人ホームの旅 2

個人情報保護の壁に阻まれて被告のおじいさんがいるのかいないのかさえ教えてもらえないため、裁判所の権限で聞き出してもらえないものかと豊田簡易裁判所に向かう。

私 「被告の所在を確認するために市内の介護施設を回りましたが、個人情報保護の壁に阻まれて教えてもらえません。裁判所の方から聞いてもらえませんか?」
裁判所の職員「裁判所が協力するような事はできません」
私 「じゃあ、どうしたらいいんですか?一般人の力ではもう所在確認は限界ですよ」
職員「だいたい、もし被告に送達できたとしても認知症患者では判断能力がないから裁判ができませんよ」
私 「だから本人の代わりに私と戦っている娘さん宛てに訴状を送ったのに、今になって自分は代理人ではないなどと逃げてるんですから、娘さんを代理人として呼び出してくださいよ」
職員「いや認知症患者には代理権を授与する能力もないですから、誰も被告の代理人にはなれません」

どういうこと?昨日は認知症患者であっても、とにかく訴状が送達できなければ始まらない。代理人の件はそれからだと言っておきながら、今日になって、たとえ送達できたとしても認知症患者では判断能力がないから裁判にならないと言う。
だったら最初からそう言えば、あっちこっち老人ホーム巡りなんかしなくてすんだじゃないか!

「どうされますか?訴訟を取り下げますか?」という職員のいかにも“取り下げるしかないだろう”と言いたげな態度を振り切り、「また考えてきます」と裁判所をあとにした。


つづく・・・


おじいさんが住んでいた部屋。床に接着剤で板が貼られている。



監視カメラを設置して、ようやく長年にわたるゴミの不法投棄の犯人がこのじいさんだったとわかった。


  

Posted by しょうのみ at 18:39仕事