2011年06月23日

親心

夜逃げした息子の母親が、息子たちが住んでいた部屋のカギを返しに来た。
「裁判所が払えと言ってきた溜まった家賃も、私が少しずつ払いますので・・」
契約書ではこの母親が保証人になっているが、私が裁判所へ訴えた支払督促では保証人は「申立外」、つまり滞納家賃を保証人には請求しないと記載していた。
訴えるのはあくまでこの自己中でだらしのない息子の方であって、保証人である母親には請求する気はなかった。
「夜逃げでは正式に契約解除し退去したわけではないから今後も滞納家賃は増え続ける。支払督促で仮執行宣言まで確定したからには時効まで10年ある。そんなに遠くへ逃げたわけじゃないからゆっくり居場所を突き止めてしっかり取ってやるさ」と私が家族に話していたのを聞きつけて、心配したこの母親がカギの返却と家賃の支払いを申し出てきたらしい。

年金暮らしで、あとはうちのコインランドリーと共同浴場の掃除、うちの庭の草取りなどで細々と暮らしている年老いた母親から、逃げたバカ息子の滞納家賃を取り立てるなど心が痛くてできるものではない。
親心



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Posted by しょうのみ at 17:54 │日記