2012年08月14日
ソーシャルビジネスグランプリ
昨夜の経済ニュース番組で「ソーシャルビジネスグランプリ」という社会に貢献する起業のコンテストが紹介され、そのグランプリにミャンマーで医療活動している日本人医師が選ばれた。

私はてっきり、「ああ、ジャパンハートが受賞したのか」と思ったが違ってた。
しかし、活動のコンセプトはジャパンハートとほぼ同じだと思う。
ミャンマーの貧しい人々への医療活動を通じて、病気は診れても人は診れない日本の医療を見直し、いのちをそのまま受け入れるという医療の原点への回帰を目指すという。
私も足の病で豊田厚生病院へ入院しているときに、治療中は優しく看護してくれていた看護師さんたちが回復期に入った途端に「早くベッドを空けてくれ」、「退院するか、よその病院へ移ってくれ」と、手のひらを返したような冷たい態度に変わり驚いた。
いつ大事故が起こりたくさんの患者が運び込まれてくるかわからない救急病院だから、常にベッドを空けておかなければならない事情はわかる。
しかし、退院して自宅でちゃんと生活できるのか、転院するとしてもどこの病院へ移ればいいのかなどグズグズと迷っていたらナースコールを無視するなどの嫌がらせまでされ、効率優先の病院経営に疑問を抱いた。
リーマンショックの前まではうちも経営が順調でミャンマーの貧しい農村の子供たちのために学校まで寄付することができたが、今はとてもそんな余裕はない。
ソーシャルビジネスの起業家たちも経営がうまくいけば社会に貢献できるが、その社会貢献活動をどうやって持続可能な事業として成り立たせていけるかが問題だ。
まだまだこれからという新しいビジネスだが、ソーシャルビジネスがこのように注目されているということは効率優先の経営が行き詰りはじめている証左でもある。
「社会の既得の常識からの自立。
将来への不安感への対峙。
自分への信頼心」
ジャパンハートの吉岡医師の言葉にはいつも胸を打たれる。

私はてっきり、「ああ、ジャパンハートが受賞したのか」と思ったが違ってた。
しかし、活動のコンセプトはジャパンハートとほぼ同じだと思う。
ミャンマーの貧しい人々への医療活動を通じて、病気は診れても人は診れない日本の医療を見直し、いのちをそのまま受け入れるという医療の原点への回帰を目指すという。
私も足の病で豊田厚生病院へ入院しているときに、治療中は優しく看護してくれていた看護師さんたちが回復期に入った途端に「早くベッドを空けてくれ」、「退院するか、よその病院へ移ってくれ」と、手のひらを返したような冷たい態度に変わり驚いた。
いつ大事故が起こりたくさんの患者が運び込まれてくるかわからない救急病院だから、常にベッドを空けておかなければならない事情はわかる。
しかし、退院して自宅でちゃんと生活できるのか、転院するとしてもどこの病院へ移ればいいのかなどグズグズと迷っていたらナースコールを無視するなどの嫌がらせまでされ、効率優先の病院経営に疑問を抱いた。
リーマンショックの前まではうちも経営が順調でミャンマーの貧しい農村の子供たちのために学校まで寄付することができたが、今はとてもそんな余裕はない。
ソーシャルビジネスの起業家たちも経営がうまくいけば社会に貢献できるが、その社会貢献活動をどうやって持続可能な事業として成り立たせていけるかが問題だ。
まだまだこれからという新しいビジネスだが、ソーシャルビジネスがこのように注目されているということは効率優先の経営が行き詰りはじめている証左でもある。
「社会の既得の常識からの自立。
将来への不安感への対峙。
自分への信頼心」
ジャパンハートの吉岡医師の言葉にはいつも胸を打たれる。