ヤンゴンより 4

しょうのみ

2011年12月15日 18:37

一昨日はエーヤワディ管区の寄付した学校へ行ってきました。



今回はポータブルプリンターを持っていって撮った写真をその場で印刷してみんなに見せてあげたのが大ウケでした。



要するにポラロイド写真と同じようなものです。



今回は学校へ行く予定はなかったのですが、トゥザさんからエーヤワディ管区への入域許可がいらなくなったと聞き「それじゃあ、今までのように旅行会社に高いお金を払ってガイドと車と運転手を雇わなくてもいいから行ってみようか」とタクシーで行くことにしました。
当局に入域許可を申請する時点で学校のほうにも私が行くことが伝わるため、学校に到着すると今までまるで王様のような歓待を受けうんざりしていたのですが、突然の訪問なら学校側も歓迎の準備ができずに普通の訪問客と同じような接待しかできないだろうと気楽に考えていました。

私があげた100ドルでPSPを買い、高校を寄付してくれと3万5千ドルという馬鹿げた見積書を送ってきたこのお坊さんともガイドがいなければお互い片言の英語でしかコミュニケーションがとれない。
一応ミャンマーではお坊さんは尊敬される存在なので失礼な言葉をガイドに通訳させるのもいけないと思い控えておりましたが、ガイドがいなければこっちのもんだ、「アイ・ドント・トラスト・ユー!(おめえなんか信用しねぇよ!)」とはっきり言ってやりました。



過度な接待をさせないための突然の訪問だったのですが、それでも学校側は何とかお昼ご飯をご馳走しなければと大急ぎで料理をしたようです。
今までのように事前に私の来訪が学校に伝わっていれば市場で新鮮で高級な食材を仕入れて料理していたものを、突然現れたものだから市場へも行けず村の小店で売っている有り合わせの食材を使って料理したのがいけなかった。
こちらも途中で道に迷い学校にたどり着くのにずいぶん時間がかかり、お腹がすいていたため出された料理をガツガツ食べてしまったのも失敗でした。
その夜から激しい腹痛と下痢に襲われ、昨日も一日中ホテルの部屋でベッドとトイレを何十回往復したことか・・

一応そんなときのためにスポーツドリンクの粉末はいつも持ってきているのですが、いわゆるORS(経口補水塩)というものは下痢による脱水症状で失われた体内の水分を補給し体力の低下を防ぐためのもので、下痢を止められるわけではありません。



正露丸も持ってきていて食後には必ず飲んでいたのですが、まったく効き目なし。
タイの孤児院を支援していたときはタイの食べ物の刺激の強さでよく下痢をしていましたが、ミャンマーでは5年目にして初めて強烈なパンチを見舞われました。
自業自得だから仕方ない・・うぅぅ、またしたくなってきた・・トイレ、トイレ
ばばっちぃオチですみません。


ORS(経口補水塩)
ボランティア団体などが途上国の貧しい農村で普及させているコレラに感染した場合の対処法で、一掴みの砂糖と一つまみの塩をきれいな水に溶かしてコレラに感染した人にのませ体力が落ちて死ぬことを防ぐ民間療法です。
あの人気時代劇ドラマ「JIN -仁-」で、仁(大沢たかお)がコレラに感染した患者を隔離し、尻の部分に穴を開けた寝台に寝かせ、どんどん排便させながら口から飲ませていたアレですね。

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