実録!強制執行 2
家賃を滞納している住人に送った内容証明郵便が受取人不在で戻ってきた。
しかし内容証明郵便を送った直後、1ヶ月分だけ家賃を持ってきたので私が行動を起こしたことは知ったわけだ。
そして隣の住人が強制執行で追い出されたことも知っているから、ただの脅しでないこともわかっているはず。
たとえ内容証明郵便を受け取らなくても、こちらが家賃の請求を行ったことは証明できるから何も変わらない。
「滞納している家賃全額を支払わなければ法的手続きをとる」と書いているから1ヶ月分では足らないし、訴状などの郵便物を受け取らなくてもその住人の居所が証明できれば裁判は起こせる。
【布団を干す住人】
しかしここが悩むところで、杓子定規に裁判を起こして追い出してもこの不景気ではなかなか次の入居は決まらない。
かつてのように私への脅しや威嚇もなくなり、ただの侘しい独居老人になってしまったものをそこまで追い込んでもなぁ・・
遅れ遅れでも年金から家賃を支払う気があるのなら様子を見るか・・
こういうパターンは家賃が滞るたびに内容証明郵便か裁判所から支払督促を出さなければならず、経費がかかるし、“
実録!強制執行 1 ” でも書いたように自己管理が甘い人間は結局最後は破滅するという法則があるから、これからも気を許さずにこの住人を見張っていかなければならない。
このシリーズも終了ではなく “ 実録!家賃回収 ” とタイトルを改めて継続してゆきます。
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