他山の石

しょうのみ

2009年08月03日 19:31

『雪舟フェスタ』の翌日、33年前と町並みがどんなに変わったか見て歩きました。
私が働いていたスーパーが倒産したことはネットで知っていましたが、それ以外にも商店がほとんどなくなり、日曜日なのに人がほとんど歩いていない駅前通り。



「郊外の大型ショッピングセンターなどに客を取られ寂れちまったもんだなぁ。年末大売出しのときは目が回るほど忙しかったのに・・時代の流れか・・」と、とぼとぼ歩いていて市役所の前まで来たら、こんな看板が立っていました。



「30年経っても相変わらずこんなことやってるのか。いや、市役所の正面にこんなスローガンを掲げているなんて、あのころよりひどくなっているのか?」
詳しくは書きませんが私がわずか1年半で退職し、この町を去った理由もこのようなことでした。

決してよその町の話ではありません。
謂れのない悪い噂や陰口、いじめに耐えかねて、生まれ育った豊田市を捨てて出ていった人を私は知っています。
「困ったちゃん」のようにルールやマナーを守らない人が非難されるのは仕方ありませんが、自分たちと合わないから、ちょっと人と違うことをしているから、うまくやっているから、成功したからなどなど、ねたみやっかみ嫉妬、偏見などで他人を誹謗中傷し排除していては、結局、地域が衰退してしまいます。
商店街を活性化させたい、人を呼び込み景気を回復させたいと『挙母劇励(げきれい)フェスティバル』のような企画を打ちながら、一方で陰湿ないじめをやっていては何にもなりません。
だからどうしろという具体的な提言はありませんが、この総社市の現実が何かの参考になればと思い書いてみました。


「いくら名所旧跡が多く風光明媚な町でも、旅行するにはいいが住むにはえらい。この経験を『他山の石』とし、あんなちっぽけな人間にならないよう広い世界へ出て経験を積まねば!」と、その後東京へ飛び出していき、ついに海外支援の道へ・・
そのお話はまたの機会にしますが、「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は引き抜かれて捨てられる」で、そこまで飛びすぎてしまうと「ついていけません」と女性から敬遠され、縁が遠のいてしまったのは我が一生の不覚です(泣)


☆『他山の石』=よその山から出る粗末な石でも、自分の宝石を磨くのに役に立つという意味から、自分にとって参考になり役に立つ、自分とは関係のないところで起こった事柄。
★『出る杭は打たれるが、出すぎた杭は引き抜かれて捨てられる』=そんなことわざはない!

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