ささえあいネット
もう一ヶ月ぐらい前になるが、いつも部屋の窓の下に小鳥のエサを置いて
スズメたちに食べさせていたおじさんが亡くなった。
連絡を受けたこのおじさんのお兄さんが来て、部屋の片づけなどきちんと後始末をして行かれた。
この亡くなった住人には、しっかりした身内がいて助かった。
しかし、「ナマポ(生保=生活保護受給者)をたくさんアパートに住まわせ、食い物にしている悪徳大家」などと2ちゃんねるで書かれるほど、貧しい人たちや老人ホームに入るお金もない身寄りのない老人たちが身を寄せ合って生きている平野荘では、死んでも後片付けしてくれる身内もいない住人たちも多い。
そうした住人たちを支援するシステムが欲しいと思っていた矢先、今日の
豊田東ロータリークラブの例会で「ささえあいネット」の話を聞いた。
独居老人の孤独死や悪質な訪問販売、虐待などを防ぐための支援システムだ。
例会後さっそく『ほっとかん』へ足を運び詳しい話を聞いた。
「平野荘の大家さんですか?いつもお世話になっております」
ここでもうちは有名らしい。
「ささえあいネット」はまだ始まったばかりの支援システムだから、どんな支援ができるのかスタッフの方もうまく説明できなかったが、とりあえずうちも加入してこの支援を受けていこうと思う。
無縁社会の現代に生まれるべくして生まれた制度だ。
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