タイランド・デー 2
今日はTIA(豊田市国際交流協会) の連続イベント『ナショナル・デー』でタイを紹介する「タイ・デー」に行ってきました。
2009年1月に開催された
「タイランド・デー」に続いて2回目です。
前回はタイの文化紹介などでしたが、今回は遠すぎて学校へ通えない山岳民族の子供たちのために寄宿舎「
暁の家」を運営している中野穂積さんが、日本の市民による経済支援から自立していくためのコーヒー作りの話をされました。
コーヒーの豆を摘み取る
豆の皮をむく
焙煎する
このほかにもコーヒーの苗作りや山の斜面に苗を植え、育てる苦労話もされていました。
講演の後、実際にそのコーヒーを試飲させていただきました。
私は通ではないのでよくわかりませんが、喫茶店で飲む普通のコーヒーと同じ味でしたよ。
「魚を与えるより魚の獲り方を教えよ」
海外支援活動の世界では昔から言い古された言葉です。
しかし自立できる能力を身に付けさせ、さらに食っていけるような産業を興すためには、それこそ骨をうずめる覚悟で現地に赴くぐらいの長い時間と労力と資金が必要なため、つい学校を建てて「はい以上終わり!」というような簡単な手法に甘んじてしまいます。
私もかつてはNGOに所属していましたが、現場や本部からのキリのない寄付金や会費の要求に根をあげ、いつか仲間同士のケンカやいがみ合いに発展し、ついに辞めてしまいました。
『継続は力なり』と言いますが、本当に継続することは難しい。
そんな海外支援活動を1987年からもう四半世紀も続けているなんて、本当に敬服いたします。
日本も今、なかなか他人を支援できるほどの余裕がないから、このコーヒープロジェクトが軌道に乗り、その収入で「暁の家」が自立してやっていけるようになることを願ってやみません。
暁の家の寮生たち
コーヒーについてのお問い合わせはTIA(豊田市国際交流協会TEL33-5931) へ。
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