若い時の苦労は・・

しょうのみ

2011年10月20日 12:39

群劇オペラ『アンティフォナ』では私はインドの老人の役だったので髭を伸ばしていたため、12月にミャンマーへ行くためのビザ用の写真も撮れず、運転免許証の更新もできずにいた。
ようやく公演が終わったので髭を剃って免許証の更新をしてきた。

【豊田警察署】



おかげ様で今回もゴールドカードだった。もう3回ぐらいゴールドでの更新が続いている。
20代の頃、私は岡山や東京で一人暮らしをしていて、東京では5年間ぐらいトラックの運転手をしていた。
当時はカーナビなどというものもなく道は覚えるしかなかったから、今でも自分の配達ルートだった練馬、板橋あたりの道はわかると思う。
5年間の間には何度も事故を起こしたり交通違反で切符を切られたりもした。
事故の相手の奥さんからは、子育てなどの日常のストレスをこの時とばかりに私にぶつけるかのように散々に罵倒された。
「わざとぶつけたわけじゃなし、つい数時間前まで赤の他人同士だったのにまるで親の敵のように・・家庭の幸福というものは、このように他人を傷つけなければ得られないものなのか」と、あの時の体験がトラウマになり結婚できないまま今日に至っている。
そういう傷跡も残ったが、「あの時こんな場所で事故ったよな。こんな状況で警察に捕まったよな」という苦い思い出が、このゴールドの免許証には生きている。
トゥクトゥクに乗っているときでも、あとから考えるとヒヤリとするような危険な場面が結構ある。
それでも何とか事故を未然に防いでトゥクトゥクライフを楽しんでいられるのも、若い時の苦い経験が今の自分の運転に生きているんだと思う。

関連記事